マイクロチップについて
こんにちは、ねこのクリニック浦和です。
今回は「マイクロチップ」についてお話しします。
◯マイクロチップとは?
直径1.4mm、長さ8.2mmの円筒形の小さな電子標識器具です。
首の後ろに装着することが一般的です。
チップには世界で唯一の15桁の数字が記録されており、番号を専用リーダーで読み取ります。
読み取った番号は指定登録機関に登録されたご家族情報と照合することで、ご家族に連絡することができます。
◯安全性やデメリット
生物的適合性物質で作られているため、アレルギー反応等の副作用が起きることは非常に稀と考えられています。
マイクロチップ装着は努力義務です。
※ペットショップやブリーダーなど犬や猫を販売する業者はマイクロチップ装着が「義務」となっています。
◯飼い主の方に必要となる手続き
・新しくマイクロチップを装着した場合
30日以内にマイクロチップの情報、所有者情報等の登録が必要です。
獣医師から発行された「マイクロチップ装着証明書」を準備します。
指定登録機関(公益社団法人日本獣医師会が指定されています)に登録の申請を行ってください。
※登録手数料がかかります
・マイクロチップ登録された猫を新しく飼い始めた場合(購入、譲渡)
30日以内に所有者情報の変更登録が必要です。一緒に渡された「登録証明書」を準備します。
※登録手数料がかかります
・登録した内容(住所、電話番号など)に変更があった場合、死亡した場合
各事項について届出が必要です。「登録証明書」を準備します。(手数料無料)
詳しくは環境省サイトをご覧ください。
https://reg.mc.env.go.jp/
当院でもマイクロチップの装着を行っております。
災害時や脱走対策にマイクロチップの装着を検討されてはいかがでしょうか。