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熱中症について

こんにちは、ねこのクリニック浦和です。
今回は「熱中症」についてお話しします。

 

 

 

 

☀️熱中症とは
高温多湿環境下において、高体温および脱水によって生じる全身性の疾患です。
主な原因として
①高温多湿環境下に長時間いること
②熱放射能の低下
③長時間の水分補給不足
が挙げられます。

 

☀️熱中症にかかりやすい猫種

短頭種
鼻がつぶれているため、呼吸がしづらい
ペルシャ、エキゾチックショートヘアー、ヒマラヤンなど
長毛種
毛によって熱がこもりやすい
メインクーン、ノルウェージャンフォレストキャットなど
子猫
体温調整が未熟
子猫は動きが活発なため、はしゃぎすぎたあとなど注意しましょう。
老猫
体温調節機能の衰え
高齢になると暑くなっても動かずにいることもあるため、ときどき場所を移動してあげるなど配慮も必要です。
肥満
皮下脂肪に体内の熱を溜めやすい
持病がある猫
呼吸器疾患や心疾患など

療養中で動けない猫も要注意です。

 

☀️症状
開口呼吸、粘膜のうっ血、充血
重篤な状態になると、嘔吐、下痢、よだれ、震え、意識不明、発作

などがあります。

 

☀️対処
エアコン、扇風機
猫の適温は27〜28℃程度です。夏場はエアコンを積極的に利用して温度調整をしましょう。
また扇風機も使用し、冷たい空気を循環させましょう。
※扇風機は猫ちゃんの体に直接当たらないように注意してください。

水分補給
新鮮な水が飲めるようにし、複数箇所に設置しましょう。出かける際は水が十分にあるか確認し、出かけましょう。

ブラッシング
ブラッシングで冬毛を取り除くことで通気性がよくなり、熱が逃げやすくなります。

移動時
移動の際には保冷剤をタオルに巻いて入れ、ケージ内の温度を下げましょう。
※猫の皮膚にそのまま当ててしまうと凍傷になる危険性がありますので、タオルに包んで使用しましょう。
ケージは通気性のあるプラスチックケージがおすすめです。

 

他にもひんやりグッズを上手に活用し、猫ちゃんと夏を乗り切りましょう!

 

 

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