猫ちゃんの海外へのお引越し(動物の輸出・出国手続き)
猫ちゃんの海外へのお引越し(動物の輸出・出国手続き)について
こんにちは。ねこのクリニック浦和です。
猫ちゃんの出国の際の手続きの流れについて簡単にお話しします。
お引越しが決まると、ねこちゃんを無事に移動できるかどうか、到着してからも新しい環境に慣れるかなど心配事は尽きない上に、海外の場合、出入国の手続きは煩雑でご不安になることも多いと思います。
当院では少しでもこのような不安を和らげるお手伝いができればと考えております。
⚠️短期間の旅行等で猫を海外もしくは国内旅行に連れて行くことはお勧めしません。猫は環境の変化に弱い動物です。輸送中のリスク、環境の変化へのストレスで病気になってしまうことも充分ありえます。そのような場合は知人に預けることやペットホテル、ペットシッターを利用することをご検討ください。
外国に猫を連れて行く時には、日本を出るための条件と相手国の国に入るための条件をクリアする必要があります。
⚠️相手国に入るための条件等は飼い主様がご自身で調べる必要があります。動物病院は飼い主さんが調べ依頼された内容で処置を行います。
【動物の出国手続きの流れ】
○出来るだけ早めに入国条件を相手国の大使館等に問い合わせてください。
(各国で必要な処置、書類が大きく異なります。最新の条件を確認してください。国によっては、条件を満たしていない場合、手続きに漏れがある場合などに係留、返送、最悪殺処分などの処置を取られることがあります。準備に半年以上かかることもあるので出来るだけ早めに情報収集しましょう。)
○2年以内に日本に戻る予定がある場合、日本にいる間に準備をしておくことで、帰国時の検疫を大幅に短く出来ることがあります。
お早めに農林水産省動物検疫所ホームページで必要な処置をご確認ください。
https://www.maff.go.jp/aqs/animal/aq12-1.html
○入国条件を満たすための処置と日本に戻る場合は帰国のために必要な処置をしましょう。
動物病院で行う必要のある処置、動物病院が発行する必要のある証明書を動物病院に伝えて来院してください。(例;マイクロチップ装着、狂犬病ワクチン、狂犬病抗体検査、混合ワクチン、外部寄生虫駆除 など)
○利用する動物検疫所に輸出検査の申請を行いましょう。
○動物検疫所で輸出検査を受けましょう。
【ねこのクリニック浦和へのご相談は】
まずは出国が決まったら早い時期に以下の4点を予約時にお伝えの上、ご来院ください。まずは猫ちゃんを連れてこないでお話だけのご相談でも大丈夫です。(有料)
①いつ、どこの国へ出国する予定か。
②2年以内に日本に帰国する予定があるかどうか。
③動物病院で行う必要がある処置とその時期(例;マイクロチップ装着、狂犬病ワクチン、狂犬病抗体検査、混合ワクチン接種、外部寄生虫駆除 など)
④動物病院で発行する必要がある書類
当院では、移動によりストレスのかかりやすい猫ちゃんに、心を落ち着けるためのサプリメント、鎮静作用のあるお薬、酔い止めの処方等も可能です。(要診察)
お引越しで不安なことがあれば何でもご相談ください。