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ねこちゃんはよく吐く生き物として知られています。
1回だけ吐いた後に元気そうにしているのであれば健康上問題がないこともあるのですが、
病気のサイン として大変重要です。
嘔吐の症状を示す病気は、主なものでも胃腸炎や膵炎などの消化器疾患や、腎臓病などの泌尿器疾患、甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患などとと多岐にわたり、嘔吐の症状だけで病気を特定することはできません。
しかし逆に言うと、嘔吐がみられるということが「あらゆる病気のサイン」となって病気の発見につながります。
以下のようなチェックリストをご用意しました。
よくある一過性の嘔吐でないと思ったら、すぐに動物病院で相談しましょう。
「いつから」「どの位の頻度で(たとえば1日1回、1週間に1回等)」「どの様なものを」吐いているかを記録しておくと、診断の助けになります。吐いた物の写真撮影をして診察時みせていただくことも役立ちます。
たとえば、
◎ 食欲が低下している
◎ いつもより元気がない
◎ 嘔吐以外にも下痢することが増えた
などいつもと違うことが見られれば、なんでも問診の際にお伝えください。
ねこちゃんは生理的にも嘔吐が多い動物です。以下のような嘔吐がみられることがよくあります。
ねこちゃんは肉食で、人間のようにゆっくりよく噛んで食べることはなく、狩りをした獲物(ネズミや鳥など)を丸のみして食事をする生態の生き物です。
そのため、一度にたくさん食べると吐いてしまうことがあります。
ねこちゃんの舌にはトゲのようなざらざらした構造があり、毛づくろいによって自分の毛をたくさん飲み込んでいます。毛は消化されず、ほとんどうんちと一緒に毛が体内に排出されます。しかし、飲み込んだ毛の一部は胃腸にたまり、毛玉になります。これを時々吐き出すことはねこちゃんにとって正常なことです。
毛玉を吐くことが多い子では
毎日こまめにブラッシングしてあげる(長毛種の子は特にブラッシングが重要)
毛玉ケア用のフードを試してみる
など対策をとってあげるとよいでしょう。
これらの嘔吐は健康上問題のない嘔吐と言えますが、頻度が多い場合は食事などの改善が必要な場合がありますし、異常な嘔吐かどうかご家族で見極めるのは難しいこともありますので、少しでも気になる時は遠慮なく動物病院にご相談下さい。
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