猫の涙
皆さん、こんにちは。ねこのクリニック浦和です。
今回は猫の涙の原因と対処法をについてお話します。
猫が涙を流す原因
○異物や刺激
目にゴミや毛などの異物が入ったり、目が煙や強い香りなどの刺激を受けると涙の産生量が増えるため、涙を流すことがあります。
○感染症や炎症
感染症や炎症も、涙の原因となります。ウイルスや細菌による感染症、アレルギー、角膜の傷などが挙げられます。これらの症状がある場合、涙だけでなく、目やにや腫れ、目がショボショボする等の症状が見られることがあります。
○鼻涙管の狭窄、閉塞
鼻涙管とは涙が目から鼻に抜ける通り道のことです。目や鼻腔内の疾患により、鼻涙管が詰まってしまったり、短頭種の猫ちゃんでは生まれつき流れが悪かったり、涙が溢れてしまいます。
○目以外の病気
歯周病などの口腔内の病気や鼻炎などの鼻腔内の病気、口腔・鼻腔周囲の腫瘍など、目に関係のない病気が原因で涙を流すこともあります。
猫の涙の対処法
○目のケア
猫の目から涙が溢れると涙に含まれる成分で毛が変色し、「涙やけ」になることがあります。その場合、アルコールを含まない清潔な柔らかいガーゼやコットンなどをお湯で湿らせて猫の目の周りをやさしく拭いてあげましょう。
○自宅でのチェック
定期的に目の周りのチェックを行いましょう。
涙がひどい場合や、目の腫れ、ショボショボ感等、他の症状が見られる場合は動物病院に相談しましょう。
気になる症状やお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。