シニア期の猫ちゃんについて
こんにちは、ねこのクリニック浦和です。
今回は「シニア期の猫ちゃん」についてお話いたします。
猫ちゃんは一般的には7歳以上がシニア期といわれています。見た目に変化がなくても、見えないところで老化が進行し、少しずつ心身が変化していきます。
シニア期の猫ちゃんには加齢に伴って次のような変化がみられます。(個体差があります)
・寝てる時間が長い
・高いところに登らなくなった
・毛艶が悪い、毛がパサつく
・名前を呼んでも以前より反応がない
・性格が変化する
*これらの変化が病気のサインの場合もあります。気になる変化があるときは動物病院に相談しましょう。
シニア期の猫ちゃんにはお家の中で老化を補う工夫をしてあげましょう。急な環境の変化は猫ちゃんがストレスを感じてしまいますので、少しずつ変えていきましょう。
食事
・シニア期専用のフードを与える
・成猫時より代謝が落ちるので20~30% カロリーを減らす(個体差がありますので獣医師と相談して決めましょう)
・体に合わせた高さの食器を選ぶ
・関節や腎臓などのケアのサプリメントを検討
猫ちゃんの安心できる環境づくり
・暖かい寝場所を複数作る、ひとりで静かに過ごせる場所を作る
・高い所にも行けるようステップの設置
・滑りにくい床材の使用
・遊びの時間を作る(不快感、疲れを感じない適度な運動)
猫ちゃんの健康管理は、ご家族の愛情と努力が大切です。食事管理や運動、定期的な健康チェック、環境の工夫など、様々なアプローチで愛猫の健康をサポートしてあげましょう。
ねこのクリニック浦和ではシニア向けの健康診断を実施しています。是非、お気軽にご相談ください。
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