猫回虫症
こんにちは、ねこのクリニック浦和です。
今週は「猫回虫症」についてお話しします。
猫の回虫症は、猫回虫と犬小回虫の2種類が原因になりますが、一般的に猫回虫の寄生によるものがほとんどです。今回は「猫回虫症」についてお話しします。
生態
猫回虫は小腸に寄生します。
成虫の体長は雄3~6cm、雌4~10cmです。

虫卵
直径約60μm、卵殻が厚く、外側に蛋白膜という厚い膜があります。

猫への感染経路
感染経路は主に3つです。
・母猫からの母乳で感染
・糞便中の虫卵を口に入れることで感染
・猫が待機宿主(ネズミ、ミミズ、ゴキブリ、鶏、げっ歯類など)を捕食することで感染
症状
無症状の場合が多いですが、多数寄生では食欲低下、下痢、嘔吐などが現れることがあります。
子猫ではさらに腹囲膨満、削痩、発育不良、貧血、また痙攣・運動障害などの神経症状がみられることがあります。
母猫が感染している場合には子猫も感染していることが多いです。
猫回虫は人へも感染します。猫回虫の幼虫はヒトの体内では成虫になることができずに幼虫のまま内臓や眼に移動して、幼虫移行症とよばれる様々な障害を引き起こします。
治療
治療は駆虫薬の投与です。
下痢・嘔吐もある場合はそちらの治療も行います。
当院で取り扱っている駆虫薬は以下のものになります。
ネクスガードキャットコンボ
エビクト6%
(レボリューション6%)
ミルベマックス
定期的に糞便検査も行い、感染が認められたら駆虫薬を投与します。
回虫症にならないためには予防が大切です。
トイレをすぐに掃除する、ネズミがいる場合には駆除を行う、定期的に駆虫薬を投与するなどの予防を行い、内部寄生虫から守りましょう😺!






